ゾロアとセレビィ (PROMO)

2011年11月29日ポケモンカードコメント (8)

仕事から帰宅して、もうすぐで日付が変わる遅めの夕食。
食卓には１枚のプロモカードが置いてあった。
置いたのは、たぶん次男。
私への何かのメッセージなのか？
それとも、単なる片付け忘れなのか・・・。

酒を飲みながら、そのプロモに書いてあるテキストを見てみる。
ジャンボカードなので、実際のバトルでは使えないけど、
もし使えたら、とっても面倒くさいカードだということが判った。

【ゾロアとセレビィ】
たね　HP90　属性：悪

悪草　どっちがどっち？　
おたがいの対戦プレイヤーは、対戦相手とすわっている場所を交代する。　
その後、それぞれ、対戦相手が使っていたカードで対戦を続ける。

弱点：闘×2　抵抗力：超-20　逃：無無

このワザは相手と席を入れ替わり、相手のカードを使用して対戦を続けるというもの。

なので、負けそうになったら、このワザを使って相手と入れ替わって逆転できる可能性がある。
でも次のターン。相手も、間違いなく「どっちがどっち？」のワザを使って、自分の席に戻ろうとする。
これ、将棋でいう千日手になっちゃいそう。

そして面倒くさいのが、ワザを使うたびに、席を交代しなくちゃいけないってこと。
カードバトルって、私の知る範囲では、結構窮屈な場所が多いです。
ポケカで使用されるのは、だいたい長テーブル。
相手の席に移動するには、長テーブルの外周を回ることになります。
テーブルの下をくぐる方法もあるけど、隣人がミニスカートの女性だと、そうもいかない。
おなかが出てるお父さんにも、ちょっとキツイ。

そして、長テーブル同志を直列でくっつけてあると、更に対面の席まで道程が長くなってしまう。
席の移動中、コインを投げかけたプレイヤーに接触して口論になったり、
狭い通路に置いてあったカバンを踏んだり躓(つまづ)いたり。
さらには、他のカードゲームのプレイヤーから、「最近、ポケカの奴ら、席を立ったり座ったりで目ざわり」と口論になった挙げ句、リアルバトルに発展する恐れもありますね。

やっぱり一番多い使われ方として、１００％負けが確定したプレイヤーが制限時間ギリギリに一発逆転を狙うケースでしょうね。
国会中継でよく目にする牛歩戦術。
これがポケカバトルにも登場し、ＤＮ界で「牛歩戦術はマナー違反なのか？」という討議もきっと行われるでしょう。
そして、移動中にタイムアップになった場合の勝敗判定。これもかなり揉めそうだ。

ゲーム終盤に敗色濃厚な大勢のプレイヤーがこのワザを使用すると、
収拾がつかないほどの大混雑と大混乱が予想されますね。
相手の席に移動する際は、右回りか左回りか、どちらかを主催者は決めておく必要がありますね。
当然、ジャッジマンは交通整理も兼務する必要があります。

このカード。
何かとっても面倒くさい。

１枚のジャンボカードを見て、実戦で何の役にも立たない妄想に脳力を使い、
遅めの夕飯を採るホロ酔いのバロンでした。　おしまい。